§2-4 ミュシャ ― お金とハサミは使いよう
アルフォンス・ミュシャ『イヴァンチッツェの思い出』1903
展覧会名:『ミュシャ展』
会場:森アーツセンターギャラリー
会期:2013年3月9日〜5月19日イヴァンチッツェ市は、ミュシャの故郷。
チェコ共和国東部に位置する。
原画はパリ時代に描かれた水彩画で、のちに市がポストカードとして発行した。
イヴァンチッツェ市蔵。

このポストカード、古風な額に入れて、家の薄暗い、目立たないところに飾りたいな。

買えば?イヴァンチッツェ市に問い合わせて。

無理だろうな〜、いろんな意味で。
量産品といえどもアンティーク、かつ人気作家のゆかりの品だし。
将来リッチになれたらば、市のミュシャ関連事業のスポンサーにつく見返りに、譲ってもらおうかな。

まぁた、夢見てんなー。ちかごろ、お金はなんに使ってるの?

本、映画、音楽。洋服、旅行。あとは喫茶店と美術館がよいかな。

相変わらずか…。安く済ませることもできるけど、
糸目を付けておかないとキリがなくなる趣味ばっかりだよね。
ちなみにビョークのコンサートは、幾らだったの?

二万二千…円…。

高っ!なに、そのぼったくりプライスは。

しょうがないんだよ、外タレだし。
あのひとはライヴ空間そのものも含めて、
プレミアムなショウを催しているんだから。
一期一会、唯一無二の体験ができるのならば、喜んでみつぎます。

ファンの鑑だねえ。

「買うべきもの」って、お金を払う前からわたしの一部になっている気がする。

で、貯金は?

いや〜、最近めっきり耳が遠くなりまして…。
そっちこそ節約のためにも、煙草やめたら?世情もかんがみて。

そりゃあんた、宮崎駿に絵をやめさせるようなもんだよ。

不可能すぎる・・・。

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